水面できれいに写真を撮る方法
撮影の技術的なコツではありません!
ボートの上で波しぶきを受けたり、エントリーした後に水面で写真を撮るときに、写真にレンズについた水滴が写ってしまうことがありませんか?
景色がボヤけてしまったり、人の顔がちゃんと写っていないとがっかりですよね.。
水滴がなくなれば、いいと思いませんか?
そんな時に、お試しください。
まず簡単ですぐ出来る方法は、ペロッとレンズをなめてみてください。!唾で曇り止めをするのと同じ原理で水滴が出来にくなります。
水中から陸上への動画のカットなどを撮るときに、水中で一度なめてから映すと水滴のない状態できれいに撮ることができますよ。
ただし、あくまでも唾なので効果のほどはその時の体調しだいで・・・女性にはちょっとおすすめできないかも!
ケミカルを使う方法
そこで、私がよくやる簡単な方法は、マスクに使う曇り止めを塗る方法です。これはボートの上で波をかぶりながら写真を撮る時やエントリー直後に有効です。
しかも、これをやるとエントリー直後のレンズ面に泡がつきにくくなり、直ぐに撮影可能です。この古川方式は、結構おすすめですが、ダイビング後半は効果がなくなってしまいます。
実はこんな商品もあるんです。サーフィンカメラマンも使っている「ポートドライ」はレンズ面に親水性の膜を作り水滴が残らなくなる商品です。
ドライといっても水をはじくのではなく、その逆でレンズ自体に水を積極的に付けることによって、あたかもドライ状態のように撮影ができるのです。
快適に水際で撮影ができるので、ダイビングに限らず水辺のスポーツやスキー・スノボーなどにも良いのではないでしょうか?
使い方はレンズが乾いている状態でスプレーして指で伸ばすか市販のレンズクリーナー布で伸ばします。乾いてから使うと効果が高くなります。
意外と知られていない商品です。
曇り止めの意外な活用法と共にこちらもお試しください。
注)いずれの場合も、綺麗な状態のレンズに使用しないと効果は半減してしまいますのでご注意ください。
マスクにもいいですよ!応用編
実は、私この方法をダイビングマスクにも使っています。
通常新品のマスクを使用するときはレンズの内側だけ油膜を落としてから使います。感の良い方はお気づきでしょうか?
私は外側も綺麗に油膜を落とします。そして曇り止めを外側にも塗ります。そうすると、波をかぶっても、しぶきがかかっても、ボートから飛び込んでも、いつでも良好な視界が確保できて、しっかりとお客様の状態を確認できるのです。
知らない方が見たら、なんで外側に曇り止め塗ってんのって感じですけどね!結構すごいノウハウだと自分では思っているのですがいかがでしょうか!
油膜の落とし方はいろいろあるのですが、ココでの紹介はできません。なぜならば、間違ってしまうとレンズを傷つけてしまうこともありますので、直接、私古川にお尋ね頂くか、担当インストラクターに聞いてみてくださいね。