ダイビングの後
音がこもって聞こえる

ダイビングの初心者コース中や終了時などに伺うのが音がこもっているように聞こえるという相談です。

 初めての経験で心配になってしまう方も結構いらっしゃいますが、大抵の場合は痛みがなければ軽い中耳炎です。ほっといても、長くて10日前後でこのような症状がなくなるのが普通です。もちろんドクターに相談できればベスト、抗生物質など処方されて早く改善すると思いまし、安心ですね。

 

 このような方は圧平衡ができないのではなく、タイミングが少し悪いだけなのです。マスクが合っていなくて鼻がつまみにくい場合、体調が悪かった場合なども考えられます。なかには練習が必要な方もいらっしゃいますが大抵の場合は解決できます。ちょっと苦手だなぁと思う方は少なくとも海へいく予定の1週間くらい前から練習を開始すると良い結果が得られます。

 ココナッツでは専門学校のダイビングの授業を担当させて頂いております。私は1クラス(40人前後)の学科を担当する時に耳抜きのやり方を教え、練習をしております。4クラス中、私が担当したクラスは耳抜き(圧平衡)ができない生徒さんの割合が非常に少ないのです。  毎年、私が学科を担当するクラスは同様に上手くいっていることから考えると、ダイビング前の練習で耳へのトラブルを防ぐ事が可能だと思っています。

実際に潜降するときのポイントは!

それではポイントを紹介しましょう!

まずダイビングライセンス取得講習・・・浅いところで練習する時にもココナッツのインストラクターはちゃんと耳抜きを教えていますし、逐一確認をしながら講習を行っています。

 

 痛くないからといってここで何もしないと、ゆっくりと炎症が進んでいるのです。そんな浅場の講習のあとで、深場へ入るときに初めて、耳抜きのやり方はこうやりますっていう講習だと上手くできなくて当然だと私は思います。実はこのパターンは結構多く、それでいてインストラクターが耳抜きができないのをお客様の体調などのせいにする様子もよく目にします。

この辺のノウハウをそのダイビングショップが持っているかは、お店を選ぶ時に判断は出来ませんよね!

そんな講習を受けても、少し耳の調子が悪い程度の方なら、この後のダイビングでの圧平衡(耳抜き)は心配ご無用だと思います。

耳の痛みや不快感がなくなってから、海まで練習を行なっておいて下さい。

耳抜きのコツとその重要なポイント

まず水面で一度耳抜きを行います。その時のイメージはじわっと空気を送り込みそのままの状態を2、3秒維持しましょう。一度膨らませた風船は2回目の方が簡単に膨らませ事ができる事と同じ理屈です。
ご心配な方は、水深5メートル位まで50センチ潜る毎にやってみては如何でしょうか?特に大切な事は、潜降直後最初の50センチが勝負です!その時、ロープなど何かつかまるものを使用しましょう。

ある一定以上の水圧がかかると体の構造的に耳抜きができないということも知っておいて下さい。水面からだと水深1.2から1.7メートルです。この深さまでに耳抜きしないと大抵の場合、体の構造的にできません、無理なのです。だから、少し浮上することが絶対に必要なんです! ちなみに飛行機の室内での気圧の変化は水深にすると2メートルなんです。みなさん、飛行機でも2回から3回、唾を飲んだり耳抜きしませんか?

逆に浮上するときは何もする必要はありませんからね。もし、浮上中に耳の痛みを感じたらすぐに浮上をストップして、痛みのない深さまで潜降します。少し待ってからよりゆっくりとした速度で少しずつ浮上してみましょう。この時に、顎を動かしたり、鼻をつまんで唾を飲む動作などを行う解決しやすくなる事もあります。これをリバースブロックと言います。

大切なのでもう一度、体の構造上どんなに強く耳抜きしてもできません。

実績のある物理的な解決方法

ダイビングの喉の渇きに
バイオフィルター 快適ダイビング/クリーンエアーシステム

圧平衡(耳抜き)の強い味方

レギュレーターに取り付ける加湿器「バイオフィルター 」詳しくは下記のリンクよりメーカーサイトをご覧ください。

かく言う私も使用歴10年以上、もう手放せません。加湿された空気でダイビングすると耳管が開きやすくなります。また、唾を飲む動作での厚平衡(耳抜き)もしやすくもなります。

 

 その他にも不純物を除去して臭気なども除去してくれます。特に海外のダイビングツアーなどではオススメです。私自身、他のインストラクターと比べ呼吸が深くゆっくりなので、汚染された空気を使うとすぐに頭痛になったりするのですが、これをつけてからは快適にダイビングできるようになりました。

 レギュレーターに水を入れる事を嫌うダイビングインストラクターもいますが、この製品が開発されてからおよそ30年以上経ちました。 開発メーカーは1965年から操業している日本のスキューバダイビングの歴史のある会社でもあります。 私のレギュレーターはそれが原因でトラブルや故障にあった事は一度もありません。

 ただし使い方を誤れば、故障の原因になる事は確かです。購入時にちゃんと説明書を読んだり、説明を受けてから使うようにしてください。

誰でも厚平衡(耳抜き)がしやすくなる保証は出来ませんが、実際にその効果を体験した方がいる事も事実です。体に良い事は間違いありません。

 

 あまり、言いたくないのですが、ちょっと喉の調子が悪い時でも私たちインストラクターはダイビングをします。そんな時、バイオフィルターの効果は絶大です。タンクのエアーは非常に乾燥しているので何もつけないと喉の調子が一気に悪くなり痛みもかなり悪化します。そんな時は普段よりもちょっと多めに水を入れたり、加湿時間から潜水時間を調整したりしてダイビングします

 

他メーカーでも加湿器は存在しますが、私のダイビングスタイルにはこのタイプがぴったりなのです。 メーカーにより加湿能力とメンテナンスせいに優れているものもございます。
ご相談頂ければ、ぴったりの商品をオススめ致します。古川

バイオフィルター /クリーンエアーシステム

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