ダイビング後の顎の疲れや痛みを軽減できる歯形マウスピース

楽ちんマウスピース
 ダイビングが終わった後に顎(アゴ)に違和感を覚えたり、痛みを感じた経験はありませんか?中には夜になっても痛みが治らず深刻な方もいらっしゃいます。私はダイビングに向かないのではないかと心配になってしまいますよね!
 自分のダイビング器材をお持ちの方は既製のマウスピースを他のメーカーに変更してみるのも一つの方法ですが、各メーカーそれぞれ接続口の大きさが少しづづ違うこともあり難しい事もあります。
   まずは、レンタルの方はマウスピースを強く噛まないようにする事、水中でレギュレーターの付け根を持ちレギュレーターを前に傾けるようにして下顎につけるように少し前に回転させて重さを軽減すようにしてみましょう。マイ器材をお持ちの方はそれに加えて、奥歯でもかめるような物、なるべく硬い素材の物、噛まなくても支える事ができるよう構造の物に付け替える事をオススメします。
マウスピースもいろいろ

マウスピースもいろいろ

お店にあるマウスピースをいくつか比べてみました。ほぼ同じ形をしていますが、全て微妙に違っています。全メーカー全てほぼ違う形、大きさ、開き具合、高さをしているのです。

 ちょっと調べてみたのですが、奥歯が噛み合っていない状態が続くと痛みや疲労の原因になるようです。奥歯に近いところで噛める事ができるばこの問題は解決できます。また、柔らかいマウスピースだと強く噛んでしまう傾向がありこれも原因の一つと思われます。
歯形マウスピースJAX

そこで歯形マウスピース

オススメの対処方法は、ずばり歯形マウスピース。いくつかメーカーより販売されていますが、一般のダイビングインストラクターにも認知度はあまり高くないようですがかなり良いです。お値段は、既製品と比べると2.5倍ほどお高く5000円前後、ちょっと考えてしまいすが、これで顎(アゴ)の疲れ違和感から開放される事はもちろんの事さらには、耐久性も非常に高くなり結局は割安な買い物となります。
 ダイビングインストラクターが使うと長くて2年、通常は1年持てば良い方です。歯の形によっては数回のダイビングでマウスピースが切れてしまう方も中にはいらっしゃるのです。古川もこのマウスピースを使っていますが今年で10年近くになりますのでとっくに、元は回収しております。
 この薄いブルーのマウスピース(他にもカラーあり)は、少し固めで奥歯近くまで噛み締める事ができ、マウスピースの開き方も整形ができます。
 丈夫なのでいざという時に歯を食いしばるような事があってもまず、切れることはありません。

 また、この画像の商品(JAX)は、レギュレーターの取付口の大きさも微調整ができますのでほとんどのタイプに取付可能です。
説明書もついていて比較的簡単そうに見えますが、実はちょっとコツが必要です。説明書通りでは上手くいかない事が多いので取付には、十分に慣れたスタッフにやってもらう事をオススメします。私なら様子をみながら少しづつ調整して取付させて頂きます。自分でもできますがほとんどの方は、取付箇所から少量の水が入ってくる事がほとんどだと思いますので、通販などで購入してご自分で取付た方、最初のダイビングでは少し慎重にチェックしてからお使いください。オーバーオールの専門業者でさえ、上手く付けられない事があるほどですから!

 過去に東京本店の近くにある東京医科歯科大学のドクターより、テストでレギュレーターのマウスピースを作ってみたいという申し入れがあり、古川のマウスビースを作ってもらいました。歯医者で歯形をとる方法と同じ手法で全部の歯形をきっちり取られました。何度がオエってなりましたね。数週間後に出来あ上がった物を付けてみると、ボクサーがつけているいるようなマウスピースで上顎にカッチリとハマるのです。口を開いてもレギュレーターが上顎にくっついているです。すっごく快適でした。お値段をつけると、どの位か伺ってみたら、3万円から5万円と言われた記憶があります。 試作品なのか初チャレンジなのか分かりませんが、この時のマウスピースの寿命は1年くらいでした。
 

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